かがやきってどんなところ?
お手伝いいただいてるボランティアさんからみたかがやきの様子を紹介します。
ボランティアをしながら「かがやき」について思うこと :(通称) しんさん
私は6年前、なんの縁もゆかりもない「かがやき」のドアをノックしました。以来、「ボランティア」として遊びや学習のお手伝いをしてきております。
「かがやき」では、ホームページの「活動内容」にあるように、さまざまな「共育」活動をしております。部外者の私が感じていることのほんの一端を紹介したいと思います。
「ただいま!」と帰ってきて、手を洗い、うがいをして宿題のプリントに向かいます。「1たす1」を勉強している一年生に「知ったかブリ」に「2,3年生」が「チョッカイ」を出します。自分の勉強に集中するように・・・、と注意はするものの、「人に教える」ことも大事な経験だと感じております。
天気がよければ歩いて5分もかからない「桑園公園」に出かけます。集団での遊びをするグループ、真っ先に遊具に向かう子供、四つ葉のクロバーを探す女の子、スタッフの目配りの下、子供達の逞しく成長する姿をみるのは嬉しいものです。
誕生会では、皆からのメッセージを受け取り、「一人:リクエストおやつ」に向かいます。あまりの大きさに「分け合って」食べる様子は家庭とは趣の異なる「微笑ましい光景」です。おやつの後の片付けには感心しております。せんべいの欠片一つも落ちてはおりません。
沖縄出身のスタッフが長い間、子供達の成長に携わっていた関係から「かがやき」にとって沖縄は身近な存在です。年に2,3度あるエイサー発表の場では、一年生の「手踊り」から始まって「大太鼓」まで、成長に合わせて修練して見事な演舞を披露してくれます。仲間と協調しながら踊る心構えなど、学年が進むにつれて、頼もしく成長する姿に毎年胸を熱くしております。すばらしい取り組みだと思います。「沖縄卒所旅行」が行われており、「平和学習」と「自然学習」をしております。私も事前学習のお手伝いをさせていただいております。テーマを決めて、日程など全て子供達で相談しているようです。相談する過程がとても大事なことであり、頼もしく思って眺めております。旅行中の様子はタブレット映像で交信されて、次の子供達の目標になっています。そして、なによりも立派なことがあります。それは、自分達で「バザー」を計画して、準備・実行して、その収益で、一部ですが旅行費用を賄っていることです。
「ローマは一日にして成らず」という言葉がありますが、このような自主的な行動をとれる子供達の意識は、日頃から、時には厳しく、時には優しく接してくれている「かがやき」のスタッフのチカラによって育まれたものだと強く感じております。
日頃の「行い」が「習慣」になり、習慣が「慣習」になり、やがて「伝統」としてしっかりと根付いているようです。そして「かがやきの文化」として花開いているように感じます。
わがままの言い放題、逆になにもいえない内気な1,2年生から、分別なく自己主張する3,4年生、そして落ち着いて低学年の面倒をみるようになる5、6年生へ、6年間の心身の成長を見ることはボランティアの私にとっても嬉しいことです。